新時代の住宅屋根・壁
耐久性と環境との親和性でガルバリウム鋼板ベースの耐摩カラーGLを屋根に使う
日鉄住金鋼板では、ガルバリウム鋼板ベースの塗装鋼板として、カラーグリップGL、耐汚染性カラーグリップGL、耐摩カラーGL、エバーフロンGL、タイマフロンGLの5アイテムを発売しています。特に、日鉄住金鋼板の特許技術であるガラス繊維強化塗膜技術を活かした耐摩カラーGL及びタイマフロンGLは、ハイレベルの性能と独特の艶消し調の質感により、屋根材として和洋を問わず採用されています。 
上野芝の家
上野芝の家
深い軒の出た屋根は、耐摩カラーGL立ハゼ葺と一文字葺。艶消し調の風合が、全体のデザインに溶け込み、優雅な佇まいを見せている。垂木の間に空気層を設けることにより、軒の先端から上部に空気が抜け、暑さをしのいでいる。鉄筋コンクリートの壁の上の格子の高窓からは空が見え、屋根が軽く浮いたように感じられる。
 
木原千利 設計工房
   
 
木原 千利氏  

1940年  大阪府生まれ
1972年  木原千利建築設計事務所設立
1995年  木原千利設計工房に改称
1993年  「路地裏の家」(jt9010)
 「双葉の家」(jt9210 )
 「懐風荘」(jt9307)で関西建築家大賞受賞  
1997年  「懐風荘」で日本建築学会作品選奨受賞
  著書に『住宅を活かす和風のディテール』(1996年、彰国社)

 
   
 

関西には、瓦葺きの家が多く、存在感があったのですが、今では「瓦屋根を」という要求も少なくなりました。ライフスタイルの変化にともない、家に求める条件も変化してきているのでしょう。しかし、時代が変わっても、私は、日本人に古くから育まれた四季を楽しむ心、日本的な間のとり方、特有のリズムを大切にしていきたいと思っています。だからといって伝統的な手法にこだわっているわけではなく、自由な発想で創っていきたいと考えています。昔ながらの素材を使えば日本的な間が生まれるというものではなく、住空間がどのような味わいを持つかは、建築家の感性によって生み出されるものではないでしょうか。そういう意味で、鋼板も、使い方によっては、どのような表現にも活かすことのできる素材であると思っています。
私は緩やかな勾配の屋根を葺く時に、ガルバリウム鋼板ベースの耐摩カラーGLをよく使います。しっとりとした艶消し調の質感が、上品で気に入っています。鋼板は薄くとも、雨や風、自然の作用因子に耐え得る性能を備えていますし、塗装ガルバリウム鋼板は耐久性にも優れています。
住まいは、人がそこに住まうためのものです。そして人は泣いたり、笑ったり、感情を持つ生き物。そうした心の機微や、住まいに取り込まれる光や風、自然の様相、そうしたすべてを包み込みながら、住まい自体も、生き続け、成長し続けるのです。だからこそ、我々は素材選びも吟味します。
長期にわたって、メンテナンスフリーであること、また、メンテナンスがしやすい材料であること、その点からもガルバリウム鋼板ベースの塗装鋼板は、使いやすい材料の一つだと思います。

 
 
 
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